Buddha Amida (Amitābha)

Anonyme

Entre 1603 et 1867
Bronze
Statue
Le piédestal en forme de lotus et le nimbe comportent des inscriptions mentionnant les supérieurs des temples de l'école Jōdo.
Legs : Cernuschi, Henri

M.C. 2078

ヴェラスケス大通りの館の大きな窓ガラスのある広間の真ん中に、大きな阿弥陀如来像が微動だにせず君臨してもう一世紀以上、訪れる人々の目を惹き付け、静かな空気に包み込んでいる。
東京、目黒の蟠竜寺という小さい寺が火事で破壊された際に焼け残ったこの仏像は、何年もの間、野晒しになっていたところを、1871年にチェルヌスキが500両で買い取った。旅の道連れ、美術評論家テオドール・デュレ(1838−1927)の言葉によれば「二度とない掘り出し物」と確信したという。
浄土宗の中心となる仏、阿弥陀は蓮華座に座し、右の手を上げ、手のひらをこちらに向けて親指と人差し指を触れさせる形で表されている。この姿勢(説法印)は法を解く姿を象徴している。
心を落ち着かせる姿をしたこの阿弥陀如来は、日本の外で見られる青銅像としては最も大きいものの一つに数えられる。複雑な組み立て技術を使って、パリに運ぶときには解体し、バルブディエンヌ工房で組み立て直された。それぞれの部分はすべて18世紀のものである。唯一の例外は頭光で、おそらく大火の際に損傷したのだろう。

 

Reference(s) : F・ヴィクター・ディキンス、『阿弥陀像-チェルヌスキ美術館の如来』、王立アジア学会会報、1903年
ミシェル・モキュエ、「チェルヌスキ美術館、アンリ・チェルヌスキ 1821-1896、旅行家・蒐集家」パリ、パリミュゼ、1998年刊行。74番、p.98、図版p.99
稲賀 繁美、「テオドール・デュレとアンリ・チェルヌスキ、政治ジャーナリズム、アジア旅行と日本コレクション」 "Ebis"(エビス)特別号、1998年冬、pp.79-94
Author of the record : マニュエラ・モスカティエロ