Mizusashi (récipient à eau froide)

Onimaru, Takayuki, né en 1977

En 2012
Céramique, Porcelaine, Bois (matériau), Laque
Récipient (vaisselle)
H. 12.5 x l. 26 x L. 26 cm
Don manuel : Onimaru, Takayuki
M.C. 2012-21

水差しは茶道に不可欠の道具である。茶釜で湧かした湯を冷まし、抹茶に相応しい温度にするための水を入れておくのに用いる。漆器あるいは陶磁器でできた蓋はお手前をする人の横に、畳に直接触れないよう小さな蓋置きの上に置かれる。
15、16世紀の日本で使われた最初の器は備前や信楽の窯から来たもので、炻器で、頑丈そうな形をしており、焼成の効果を楽しむものだった。水差しが磁器で作られるようになるのは17世紀の初めで、青やコバルトの釉下彩が多かった。鬼丸尚幸が仕事に使うのはこの素材である。ここでは見込みの繊細さと極端にはっきりとした角や縁が特徴だ。表面(注ぎ口、見込み)によって厚さの異なる半透明の釉薬が、白から軽く青みがかった白への異なった光沢を見せる。青みは素地のなかにわずかな酸化鉄が含まれているためだ。簡素さと優美さが圧倒的な作品だ。
東京芸術大学を卒業した鬼丸は、茶道具の形を刷新した。伝統芸術の流れに沿った芸術家だ。2010年に日本伝統美術展で入選し、2012年に萩で行われた現代陶芸展で賞を受ける。2011年、第四回菊池ビエンナーレで入選し、美濃国際陶芸ビエンナーレで銅賞を受けた。
チェルヌスキ美術館が取得した作品は、2012年4月に東京、智美術館で行われた「茶の湯の現代」展で紹介されたものである。

Reference(s) : Shimizu Christine, Activités du Musée Cernuschi, Arts Asiatiques, 2014, t. 69, p. 169.
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