Reflet bleu

Nam, Kwan 남관, 南寬

En 1973
Toile (matériau), Peinture à l'huile
Peinture
H. 55 x l. 55 x H. 58 x l. 58 cm
M.C. 2015-15
Achat

ナム・クヮン(南寛)は1950年代に韓国現代美術を興し、1960年代には、フランスの批評家たちに最も高く評価されたアジア人芸術家の一人だった。

ナム・クヮン(南寛)(1911-1990)は、1950年代に韓国現代美術を築いたパイオニアの世代に属する。朝鮮戦争の辛い経験が長いこと彼の作品に影を落とし、その芸術の発展の断絶となっている。記憶に刻まれた場面を絵画によって悪魔払いしようとする気持で、朝鮮半島の前衛芸術家のほとんどと同じように、彼は当時まだ世界の芸術の中心だったフランスに向かった。エコール・ド・パリのスタイルは実際、荒廃した国が求める絵画的必然性に応えるものだったようだ。
ナム・クヮン(南寛)は1955年にパリに向かい、アカデミー・ド・グランド・ショーミエールの授業を受け、少しずつ、叙情的抽象のボキャブラリーを我が物にしていく。わざと境界を曖昧にした彩色された背景に幾何学的輪郭の抽象的な形をまき散らす。それは、縦に並べられたことも手伝って、だんだんと漢字の様相を帯てくる。しかしこの字のようなものは、結局は解読不能で、韓国人芸術家たちの造形的想像において記号がもっている深い意味を教えるに留まる。
1968年、その2年前にマントン・ビエンナーレで一等賞に輝いた後、ナム・クヮン(南寛)は韓国に戻るが、パリとのコンタクトは節なわず、たびたび絵を描いたり、展覧会をするためにフランスに来る。ただ、彼の芸術は少しずつ叙情的抽象を離れ、様式化した具象と明るい色への回帰を優先したものになる。
「青い反映」は、再発見された色彩の鮮烈さを物語るものだが、記号についての仕事でもある。ここではまだ部分的に文字の様式化であることが分かるが、徐々に絵文字になって行く。抽象の形が、それとなく人間の形の様式化した表象に変わって行き始め、ナム・クヮン(南寛)の作品のなかによく見られるようになって行く。

Author of the record : Mael Bellec
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