Etendard

Anonyme

Entre -1050 et -900
Bronze, Fonte, Fonte au moule
Etendard - Enseigne (archéologie)
Don manuel : Société des Amis du musée Cernuschi

M.C. 9870

透かしの組み合わせ模様が夔(キ)龍文を形作っていて、見た目にはとても凹凸がある。鉤爪のある足、背骨、少し開いた顎がよく見て取れる。円筒が全体を一本の軸の上につなぎ止めている。この竿が幟(表彰幟)を掲げるのに用いられたのか、車の外側を飾ったのか、用途は分からない。2本のナデシコが取り外しできるものを繋ぎ止めるために使われている。表現力豊かなところから、この作品は西周の美学を代表するものである。

Reference(s) : マリー=テレーズ・ボボ,『既知と未知の中国:チェルヌスキ美術館,10年間の蒐集』,パリ,Paris-Musées(パリミュゼ),1992,p.54-55。
ジル・ベガン,『チェルヌスキ美術館のアジア芸術』, パリ,Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2000年, p.46。