Vase lei 罍

Anonyme

Entre -1050 et -771
Bronze, Fonte, Fonte au moule
Objet religieux, Vase
Legs : Cernuschi, Henri

M.C. 440

発酵飲料を保存するためのこの器は、罍(レイ)という小グループに属する。
これらの青銅器はみな同じ特徴を持っている。膨らみの下部には、饕餮(とうてつ)文が4つ、側面に配置されており、商時代のように耳に対して対称的な配置ではない。上部は丸めた鼻が特徴的な、象と解釈されることもある4匹の動物が飾っている。蓋はとぐろを巻くトカゲの形をしている。
チェルヌスキ美術館の罍(レイ)は、首の内側の縁にある典拠の怪しい碑銘のせいで、かつては本物かどうかを疑われた。最近の発掘から得られた知見に照らして、今日ではほとんどの専門家が古く非常に珍しいものと考えている。

Reference(s) : ジル・ベガン,『チェルヌスキ美術館のアジア芸術』, パリ,Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2000年, p.46。