Animal horaire à tête de dragon

Entre 618 et 907
Terre cuite, Moulage, Couleurs - Pigments
Statuette, Mingqi
H. 22.6 x l. 11.5 x P. 7.3 cm
Achat :
M.C. 9856

年を数えるのと同じように、十二支が一日の時間を司っている(昔の中国人は一日を12の時に分けて数え、時ひとつは西洋で言う2時間に相当していた)。この生肖(せいしょう)は、12年のサイクルに支配されている。
動物たちは次のように続く。子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥。
漢時代からすでに概念はあったが、表象が本当に現れたと言えるのは六朝時代になってからで、随と唐、つまり6世紀から9世紀の副葬品にはよく現れる。人間の形をしていて、踵を立てて、立っているか座っている。頭だけが動物の頭に代えられている。
作品は一般的に粗野である。チェルヌスキ美術館所蔵のものは、大きさは中ぐらいで、表情もあり細工もよい。立ち姿でどっしりとした体のざっくりしたモデリングが細かいモデリングの繊細な頭部につながっている。六朝時代のスタイルである。
一揃いが完璧に揃って発掘されることは珍しい。作品は墓のなかで壊れてしまっていることが多い。チェルヌスキ美術館は5つ持っている。ネコ科の動物の斑点を持ち、その扁平な鼻面が表情豊かな寅。これは戌にも見えるが、この時代、戌は一般にグレーハウンドの縦長の面構えで表現されるので違うだろう。江戸時代の日本の青銅器でまだ見ることができるような辰。驚くべき首の動きが尊大な様子を与えている巳。申は、その顔がリアルな小像のように生き生きしており、酉には傲慢そうな鶏冠がついている。

Reference(s) : マリー=テレーズ・ボボ,『既知と未知の中国:チェルヌスキ美術館,10年間の蒐集』,パリ,Paris-Musées(パリミュゼ),1992,p.134-137。
ジル・ベガン,『墓のなかの小さい人々』 Paris-Musées(パリミュゼ),2010, p.54-55。