Peacock

Wei, Ligang 魏立刚, né en 1964 à Datong

En 2013
Papier, Encre, Peinture à l'acrylique
Peinture, Calligraphie
Achat

M.C. 2014-29

魏立剛(ウェイ リーガン)は、伝統的中国芸術の復興を代表する芸術家である。その作品は非常に絵画的であるが、魏立剛は書道家である。
天津大学で数学を研究していたときに書道を学んだ。現代美術を起源とする形の遊びによって書道を刷新した日本書道という手本と、巨匠、李鶴年(リーフーニェ)と王学仲(ワン シュエジョン)が天津にいたことの両方から恩恵を受けた。2年ほど数学を教えた後に、彼自身、書道教授となり、古い書の研究と模倣で修行を完成した。
そして伝統的な書道が求めるレベルと現代の美学が一致する総合的な新しいスタイルを見つけようとした。この目的で彼は絵画技術を学び自分の書に導入する。そして複雑化するか最もシンプルな形にするか、漢字の様式化を始める。
こうして『孔雀』は、草書体だが、その漢字はほとんどまったく原型を留めていない。円は実際、楷書であれば四角であるところをデフォルメしたものだ。その絡み合いは、前の字の終りと次の字の始まりが繋がっている草書体に似ている。全体は絵画的で、その装飾的な側面、特に金を使ったことは日本の作品をこの芸術家が見ていたことを証明している。

Reference(s) : マエル・ベレック, 「チェルヌスキ美術館の活動」Arts Asiatiques (アジア芸術), 2015年, 70号, p.106-107