Cavalier

Entre 386 et 534
Terre cuite, Moulage, Couleurs - Pigments
Statuette, Mingqi
Don manuel : Debré (famille)

M.C. 9419

ドゥブレ冥器の比較的大きいこと、並外れた保存状態の良さ、鹿毛色の枠にも人物の顔にも多彩色が広く残っていること、スケールが桁外れであること、モデリングの力強さ、騎乗の人物の抑制された不動の態度、この小像はこのコレクションの中で最も忘れられないもののひとつだ。
この人物が持っているオリファント(彫刻を施した象牙製の管楽器)に注目しよう。魏の時代の音楽家の小像にはこの楽器はない。甲冑を身につけていないこの人物は音楽家ではなく狩猟の参加者と見たほうがよいだろう。

Reference(s) : マリー=テレーズ・ボボ,『チェルヌスキ美術館: 中国コレクションの散歩』,プレス・味アティーク,1983年,p.36。
ジル・ベガン,『墓のなかの小さい人々』 Paris-Musées(パリミュゼ),2010, p.50。