Tête de boddhistva

Entre 550 et 577
Marbre
Statue
Don manuel : Schulmann, Josette

M.C. 9942

このかなり大きな菩薩の頭は、河北の彫刻によく使われた石、白大理石で作られている。髪の飾りと残っている髪の房から、これが菩薩像であったことが分かる。額には白毫がある。この仏性の徴を持つ菩薩はあまりないが、弥勒と観音の図像のいくつかには見て取れる。
鼻と唇に2つ、小さい傷があるが、半分閉じたまぶたによって強調された顔の内省的な表情は損なわれていない。この時代の極端な様式化もわずかに丸々した体つきにすることは禁じておらず、これは唐の時代の作品ではよくある例になって行く。

Reference(s) :
ジル・ベガン,「チェルヌスキ美術館の活動」Arts Asiatiques (アジア芸術),1998年 53号 p.86-87
『チェルヌスキ美術館,1993-2004の中国美術取得作品』Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2005, p.90-91