Tête de bodhisattva

Anonyme

Entre 960 et 1279
Grès
Objet religieux
H. 40 x l. 22.5 x P. 26 cm
M.C. 2004-9
Legs, Dollinger, Albert Nicolas

5,6、7世紀の中国の仏像は非常に多様な様式を次々に生み出したが、唐(618-907年)の時代に巨大で表情豊かで極めて装飾的な仏像が創造されると、この発展は終りを告げた。この新しい標準が、その後何世紀もの間、飽くこと無く繰り返される。そのようなわけで、宋朝(960-1279年)の時代には、非常に写実的また物語的な作品と平行して、8世紀の大芸術の亜流が作られることになった。
扁平な顔立ち、ヨガの修行時のようにまぶたを半分閉じた目の眼光の鋭さ、カールした髪の配置などは唐時代にできた型を踏襲している。この作品は、ニューヨークで蒐集家が購入した際に、台座にあった古いラベルが示す通り、この時代のものと考えられていた。
 

Reference(s) : ジル・ベガン(監修)『チェルヌスキ美術館,1993-2004の中国美術取得作品』Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2005, p.132