Forêt de bambous et champs irrigués

Wu, Guanzhong 吴冠中, né en 1919 à Yixing, décédé en 2010 à Pékin (Beijing)

En 1992
Papier, Encre, Couleurs - Pigments
Peinture
Signé en bas à droite : "Wu Guanzhong"
Don manuel : Wu, Guanzhong 吴冠中

M.C. 9911

呉冠中(ウー グァンチョン)の作品は、油絵と墨絵に分かれる。油絵は修業時代と壮年期に特に使われ、墨絵はごく若いころに実践し、1970年代になってそこに戻ってきた。呉冠中(ウー グァンチョン)にとって、このような媒体の変化はそのまま美学の変化を伴っている。墨を使って、この芸術家が打ち立てるのは現実の枷から自由な関係である。それは彼が論考のなかで求めている芸術を形にするアプローチなのである。 1980年代を通じて、この考えが発展していくと形が抽象に近づいて行く。
画家が採用した革新的な方法は、2つの面を重層させることである。2つの面は、墨の濃淡だけで隔てられ、それは距離を意味している。 曲がりくねった淡彩は画面に水の乱れを起こす。一方、縦の線は森の深さを表している。定間隔に並んだ幹はほとんど抽象だが、竹に特徴的葉の描線は、抽象化へのプロセスを中断し、表象された主題との暗示に富んだ関係を保持している。色彩は表面に滴っている。
この作品は、1990年代初めの一連の絵と同じスタイルで、それらは同じ水平な判型と、面が重ねられるという特徴を持っている。これらの作品固有の巨大な印象を与える効果は、『バニヤン』が典型的だが、『竹林と水田』では不思議なリズムで変化がつけられており、古典的巨匠の幾人かを思い出させずにはおかない。この作品は1993年にチェルヌスキ美術館で開催された呉冠中(ウー グァンチョン)回顧展で展示された。

Reference(s) : 『呉冠中(ウー グァンチョン)の最新墨画』, パリ: アトリエ・プロデュクシオン, 1993

マリー=テレーズ・ボボ, 「チェルヌスキ美術館の活動」Arts Asiatiques (アジア芸術), 1994年 49号 p.110-117