Sans titre

Kishi, Eiko 岸映子, né en 1948 à Nara

En 2009
Céramique, Grès, Chamotte, Gravé = incisé
Don manuel : Scremini, Clara

M.C. 2012-10

岸映子は、能役者の動きに着想した独創的な技術で造形した。磁器の直線的なフォルムが能役者の硬い衣装を連想させる。生の粘土と十個ほどの色のついた大小のシャモット(焼いた粘土)を混ぜたものをベースにした方法を使う。粘土が完全に乾く前に、作品の表面に針と鉋を使って切り込みをつけ、様々な色のシャモットを作る。偶然に左右されるとあまり多くのシャモットが得られないので、たいへん時間がかかり難しい作業だ。このアーチストは、数々のビエンナーレに定期的に出品し、その作品はアメリカの美術館(ブルックリン美術館、ニューヨークのメトロポリタン美術館)に納められている。1999年にはファエンツアで銀メダル、2002年にはヴァロリスで賞を受けている。