Hibou

Entre -206 et 9
Terre cuite, Moulage, Couleurs - Pigments
Statuette, Mingqi
Achat

M.C. 7372

この埋葬用代用品は、発酵飲料を入れる本物の器を模したものだ。フクロウの形をしている。すでに商(紀元前1550-1500年)の時代に、中国南部では、一羽の鳥の形をした青銅器が見られるが、漢の時代との直接の流れを考えるには遠過ぎる。
漢の時代には、このような器は薬を入れるのに使ったようだ。フクロウの形の器は数多い。多くは、取り外しのできる頭が蓋となっている。ここでは器の開口部は頭の上にある。珍しいタイプではあるが、時系列的発展ではなかったようだ。
色彩のおかげで大変表現力が豊かなため、チェルヌスキ美術家のフクロウは、漢の陶器の傑作の一つとなっている。

Reference(s) : ジル・ベガン,『チェルヌスキ美術館のアジア芸術』, パリ,Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2000年, p.76
ダニエル・エリセエフ,ヴァディム・エリセエフ,『古典中国の文明』 パリ,Arthaud(アルトー) 1979年