Plat

Entre 618 et 907
Terre cuite, Glaçure plombifère
Plat
Don manuel : Deydier, Christian; Deydier, Agnès

M.C. 9938

7世紀の終りから8世紀の間ずっと、河南地方の作業場が、型をとって作った、木の葉の形の皿を生産していた。その形は金銀細工のような鋭さを持っている。そのうちの3つを、かつてエルヴィカ財団が所蔵していた。メイインタン コレクションも1点、所有を誇っていた。
この皿は、ヒ素が入っているのが特徴のコバルトをベースとした青い釉薬がかけられている。イランを起源とし、隊商が中国にもたらした、この珍しい釉薬は、8世紀初めから使われるようになったが、775年以降、内乱が唐を揺るがすようになると、稀になっていく。似ているが脚のない皿が、チューリッヒのリートベルク美術館にある。もうひとつ、やはり青い釉薬のかかったものが、30年ほど前にニューヨークの市場に現れた。

Reference(s) : クリスチャン・デイディエ 『中国とヒマラヤの芸術(紀元前14世紀から紀元後15世紀)』,パリ/ロンドン,オリエンタル・ブロンズ社 1997年,p.26-27,7番。
ジル・ベガン,「チェルヌスキ美術館の活動」 Arts Asiatiques (アジア芸術),1998年 53号 p.89
クリスティーズ,1998年12月4日,p.98-99,N°63-65
レジーナ・クラール 『Meyintanngコレクションの中国陶磁器』第1巻,p.148, N°254
ウィリアム・ワトソン 『唐と遼の陶磁器』 Office du Livre (フライブルク,オフィス・デュ・リーヴル) パリ,ヴィロ 1984. p.160, n°139
ジェームズ・J・ラリー 『中国美術作品』 ニューヨーク 1988 n°48