Huangshan 黄山 (Les Montagnes jaunes)

Lin, Fengmian 林風眠, né en 1900 à Guangdong (province), décédé en 1991 à Hong Kong

En 1978
Papier, Encre, Couleurs - Pigments
Peinture
Lin Fengmian
Don manuel : Anonyme

M.C. 9912

林風眠(リンフォンミェン)は、その回想録のなかに、1959年に初めて黄山に行ったときの思い出を書き留めている。彼はそのとき沢山のスケッチをしたようだ。しかしながら、黄山がこの画家が特権的に扱う主題の1つとなるのは、ようやく1977年になってからである。  1980年代の黄山の絵のシリーズは50年代、60年代の風景画に較べて刷新されている。幾何学的に単純化された景色の形が絵から絵へと繰り返され、際立ったコントラストを持つ色の自由な戯れの場となっている。
チェルヌスキ美術館の絵は、この新しいスタイルの誕生の時期に当たる。ノコギリの刃状の山々が盆地の周りに輪を描き、盆地の上には木に囲まれた家々が載っている。その形式的な図式はもう画家は問題にしない。青と緑の対立で作られた構図に変化をつけるのは黄とオークルでニュアンスのつけられたパレットで、これは80年代の色彩の解放を予言している。したがって画家の創造の移行期を証言し、最後の刷新の序曲となっている。

Reference(s) : 『林風眠(リンフォンミェン), 中国現代画家』, パリ, Les Presses Artistiques (レ・プレス・アルティスティック), 1979年  n°66
マリー=テレーズ・ボボ, 「チェルヌスキ美術館の活動」Arts Asiatiques (アジア芸術), 1994年 49号 p.113
エリック・ルフェーヴル, 『チェルヌスキ美術館,1993-2004の中国美術取得作品』Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2005, p.149
エリック・ルフェーヴル, 『パリの中国人芸術家』 パリミュゼ, 2011, p. 12,14,15, 19, 20, 22-26, 32, 40, 43, 48-52, 58, 96, 100, 101, 118-121, 123-135, 138, 208, 213, 217, 221, 226