Barbare à la corne

Entre 625 et 675
Terre cuite, Moulage, Glaçure plombifère, Couleurs - Pigments
Statuette, Mingqi
Achat

M.C. 8971

チェルヌスキ美術館の「角のある蛮族」は、5つでセットになった作品の1つで、これに体がなくなってしまった頭1つが加わる。人物たちは跪き、左手を胸にあて、右手に器を1つ持っている。服装と顔立ちは漢民族でない民族を示している。
シュザンヌ・ヴァランシュタインが最近行ったこの作品に関する突っ込んだ研究によれば、縁が折り返された帽子、高い鼻、大きな目、濃い髭は、ソグド人を示すステレオタイプに相当する。ソグド人は多くが絹の道に沿って酒の販売をしていた。
段博洋(デュアン・ボヤン)墓で見つかった頭や陝西省や河南省、遼寧省で発見された釉薬がかけられ彩色された冥器との比較により、これら6つの作品は中国北部の窯で、およそ625年から675年ごろに作られたという仮説が提出されている。

Reference(s) : ジル・ベガン,『チェルヌスキ美術館のアジア芸術』, パリ,Paris-Musées(パリミュゼ)/Findakly(フィンダクリ)刊, 2000年, p.108-109。
スーザン・G・ヴァランスタイン:『唐王朝のコスモポリタリスム,中国陶器ソグド人酒商の小像』ロサンジェルス:ブリッジ21パブリケーションズ,2014年
ジル・ベガン,『墓のなかの小さい人々』 Paris-Musées(パリミュゼ),2010, p.52。