長い、破壊的な戦争の後、満州族は1681年に持続的な平和を築く。芸術庇護者で美術品蒐集家でもあった偉大な統治者が続き、19世紀初めまで、前例を見ない繁栄を誇った。

一連の財政危機、政治危機のため、17世紀の中国は弱体化し、満州からの侵入者の征服を許した。長く破壊的な戦争に続き、前例のない繁栄と飛躍的な人口の増大の時代がやってくる。康熙帝・雍正帝・乾隆帝と偉大な皇帝が三代続く。この三人の皇帝、なかでも乾隆帝は、文化を保護し、美術品蒐集家でもあった。満州人の帝国は、18世紀中頃に最も広大になり、その後、19世紀には徐徐に傾いていく。貿易収支が赤字になり、英国を相手にした第一次アヘン戦争 (1839-1842)が起こり、ついで太平天国の乱 (1850-1864)が、清帝国の没落を示す。1911年、清の最後の皇帝が中華民国によって倒される。