Jarre-lune

Shin, Chul 신철

En 2014
Porcelaine, Glaçure = Couverte
Jarre
H. 36.5 x D. 35.3 cm
M.C. 2016-58
Don manuel, Galerie 89

月壷は朝鮮アイデンティティのシンボルのひとつとなり、今も多くの現代陶芸家によって作られている。そのなかにシン・チュルもおり、余計なものをはぎとった磁器の形と釉薬の透明性で有名である。

シン・シュル(1963-)は朝鮮(1392-1910)時代の素晴らしい技術を復活させ持続させることに制作の全てを捧げる多くの韓国陶芸家の代表である。彼はとりわけ、その形が朝鮮文化の徽章の一つとなっている月壷の仕事で知られている。別々に作られた二つの部分を焼く前に施す封泥で一つにしたこの器は、米や醤油、酒を入れるためのもので、ときには花瓶としても使われるが、もともとは17世紀末から18世紀に、京畿道光州の官窯で作られたものである。
古いもので残っているものは少ないが、そのシルエットは今日、現代絵画から安物の観光客土産まで非常に多くの芸術作品また商業作品に使われている。月壷の流行は、その球形の独創性にも理由があるが、後世によって朝鮮の象徴とされたことにも理由がある。その乳白色の胴は、釉薬の下の酸化鉄で飾られることのある、そしてその微妙な歪みや完璧一歩手前であることが、両班の飾り気を嫌う美学を何よりもよく伝えると考えられた。この文人官僚たちは、新儒教主義に貫かれ、簡潔で質素な形をことのほか高く評価したのである。
ここ何十年かで朝鮮陶芸を現代に甦らせた陶芸家たちのうちで、シン・シュルはその磁器の形の純粋さ、釉薬の透明さで定評がある。

Auteur du fichier : Mael Bellec
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