明(1368-1644年)の時代は、都市商業社会の到来を見る。学問、文芸が栄えた時代でもある。

14世紀のはじめ、元朝は一部の蒙古貴族の反乱とますます大きくなる中国人民衆の敵意に直面しなければならなくなる。反乱が勃発し、中国の貧しい家庭の出の朱元璋(1328-1398年)が、1368年、南京に明朝を築く。農業を立て直し、人民を監督下に置く努力が行われる。中央集権化され、明帝国はまた拡大政策を鳥、ベトナム、モンゴル、満州を征服しようとする。15世紀初めはまた鄭和(ていわ/ヂョンフォ、1371-1434年ごろ)のような、ムスリム出身の航海者たちが大航海をした時代でもある。

明の時代は新しい都市商業社会が興隆した。知的文学的にも活発な時代だった。中央アジアにカトリックの布教者たちが初めて到来した。